[更新]中国原産といわれる多年草。分けつが盛んで、初夏に葉鞘基部が肥大して長卵形の鱗茎を形づくる。この時期の小鱗茎を収穫して食用にする。性質が強く痩せ地でもよくできるので、開墾地や砂丘地でも栽培されている。秋に紫色の美しい花が咲くと、ラッキョウ畑は一面花壇のようになる。春先の若どりをエシャレットと呼び、生食する。収穫した鱗茎は、主に酢漬けで利用される。ニンニク同様、においのもとの硫化アリルがビタミンB1の吸収を助けるので、スタミナ食品として人気がある。1年目で収穫せず、そのまま畑に置き、翌年収穫すると、鱗茎が小球化し品質のよい花ラッキョウとなる。